いざ奄美大島に向けて出発。
さようなら、加計呂麻島よ・・・。戦争廃墟探検、まじで楽しかったぞ!!(←とはいえ、弾薬庫ばっかりだったけどな・・・。)
ただいま、奄美大島に帰還なり!!
腹へったので、南部の瀬戸内町で昼飯。何とか?のソーメン、美味過ぎ!!
おっ、店内に犬がいました、はい。(←どこの離島でもよく見かける光景で珍しくもありませんが・・。)
奄美大島の南部瀬戸内町内を車で適当にあちこち走り回る。
その後に奄美大島の北部、名瀬市に戻る。
「奄美大島の市役所はハブを買い取ってくれるらしい」とネット情報があったので、検証しに市役所に尋ねてみた。そしたら・・・な、なんと!!「ハブの買い上げ」って書いてある!
この情報は本当にあったんだ。。
すると、、、
な、なんと、、市役所に職員兼手話通訳者がいるじゃないですか。
「これはラッキーだ、手話が出来る職員に聞いてみようー!!」
職員にハブの買い上げについてを色々聞きながら「現場へ案内してくれませんか?」と交渉してみた結果、、、、
現場へ案内してくれる事になりました。笑 やったー。。
話して知ったんだけど、この職員はナオコさん(仮名)といって、なんと埼玉県から奄美大島に引っ越してきたんだとか。
「日本にある南の島に住むのが夢だったし、引っ越し費用や家賃の関係で沖縄や小笠原諸島より奄美大島の方が安かったからという理由で、ここに引っ越してきました!」まじっすか、す、すっげぇーよ・・・。
こうして夢が叶ったナオコさんになんだか羨ましく思えてしまったウチであった・・・。
ナオコさんの話だと、奄美大島に引っ越してから毎年、一年に1回は必ずハブに噛まれているんだって・・・。
しかも、家族全員、ハブに噛まれた経験済みなんだとか。
日本の中でハブが一番多く生息しているのが奄美大島で、家や店のまわり、海、山、空港周辺・・・どこでもハブがウロウロしているのが日常茶飯事だって・・・。
しかも、ナオコさんはハブに噛まれているのを慣れているという。「いくら噛まれても、すぐ病院に行って血清を打てばいいだけだから、そんなに怖くないよ。」
す、すっげぇ・・・・!!めっちゃ逞し過ぎるよ、ナオコさんは。。。(^_^;)
県庁の裏にハブ取扱室が・・・!!
職員のナオコさんでさえ見たことがなくて、今回が初めて見ると言う・・・。
おおーっ!!!
す、すっげぇー・・・・・。
多数のハブがウロウロしている・・・。
なんだか睨まれているみたいで怖いんですけど。。
ビートたけし似の管理員おじさんの説明だと、
1、まずは市民が捕まえたハブを市役所が買い取る。
2、生きたハブを集めて毒ガスで殺害する。
3、殺害されたハブを冷凍庫に入れて保管する。
4、冷凍保管して溜まってきたら、可燃ゴミとして凍ったハブを焼却する。
という流れになっているそうだ・・・。
すると、ビートたけし似の管理員おじさんがハブ一匹すくい上げようとしているのではないか。
↑↑↑↑ハブをすくい上げて「おらおらー」と楽しそうに遊んでいるビートたけし似の管理員おじさんの動画。
↑何故かニヤニヤと笑っているビートたけし似の管理員おじさん。
「た、頼むから、ウチにハブを投げつけないでくれ!!」とめっちゃビビったけど、こういうサービスをしてくれたおじさんに感謝です、はい。
すると、職員のナオコさんから「あなたのおかげでハブ取扱室の中を見れて楽しかったよ。ありがとう!」と感謝されてビックリ。いやいや、ウチは単にハブ取扱室を見たくてお願いしただけなんだけどね・・。(^_^;)
時間があまっていたし、せっかくなので職員のナオコさんに奄美大島に住んでいるろう者の実情を聞いてみた。
ナオコさん「実はね、あたし悩んでいるんだ。奄美大島は島民精神?っていうのがあって、生活とかで何か困った事があったら島民同士で助け合うという心を持っているんだよね。これは島民の特徴でもあって素晴らしいんだけど、、、ただね・・・。」
ウチ「ただね・・・?」
ナオコさん「島民精神があるせいで、聴覚障害者に対しては筆談で通訳すればいい、私達が頑張って筆談通訳してあげるから手話なんて必要ない!!という偏った考えになってしまっているんだよね・・・。」
ウチ「ま、まじかよ?!」
ナオコさん「聴覚障害者の手話は、言葉でありコミュニケーションにとって欠かせないものなのに、島民は「筆談だけで十分なのでは?」とさすがに理解できないでいるんです。そこが難しいんですよね、島民精神がある限り・・・。」
ナオコさんは手話サークルの講師として手話を教えるなど懸命に活動しているけど、手話を覚えたい人はあまり少ないそうだ・・・。
ナオコさんの情報によると、
奄美大島に住んでいるろう者の人口は約30名。年齢平均50〜60代のろう者が多く、30代のろう者は2、3人しかいないそうだ。
奄美大島は聾学校がない為、耳の聞こえない子供は鹿児島ろう学校か沖縄ろう学校に進学し、卒業後は九州か沖縄の会社へ就いていくのがほとんどで、奄美大島に戻ってくることはあまり無いという。
ちなみに奄美大島で働いているろう者の仕事内容のほとんどが、織物を織る作業をする位でしかないそうだ・・・。
あと、
奄美大島に暮らしている50〜60代のろう者は、昔、奄美大島は聾学校がなくて学校に行けず、日本語がわからないまま身振りだけの会話で生活してきたという。
そのため、日本語読めるろう者は少なく、文章でさえ満足に書けないでいる。だから、コミュニケーション手段は手話しかないのに、島民はそれを理解せず「筆談で通訳したげるから」という理由で手話を覚えようとしていない人が多いため、奄美大島にいる手話通訳者はたったの2,3人しかいないんだとか・・。
「島民精神がろう者の文化を理解しようとしない、筆談だけで十分という偏った考えになってしまっているー」
ウチにとって大きな衝撃だった。
奄美大島の実情を知り、唖然してしまったウチはナオコさんとお別れした後に晩飯食べにらーめん屋へ。
奄美大島に来ているというのに、なぜか関西らーめんを食べているウチ・・・。でも美味いからいいやw
今日が奄美大島にいるのが最後なので、奄美大島の郷土料理ー「鶏飯」食べに鳥しんっていう店へ。
奄美の鶏飯はまじで美味過ぎる、まじ最高だわーーー!!まいったな、完全に病みつきになってしまっているよーウチは。。汗
こうして5日目終了。
5日目
名瀬市〜加計呂麻島〜奄美大島の瀬戸内町〜名瀬市〜県庁〜らーめん屋〜ホテル。
その精神もすごいね・・・
南の島へ行きたくなりました。
ビートたけし似のことば、吹き出してしまいましたw
うん、島民精神は意外と厄介だようです(^_^;)
そうなんですよぉー。ビートたけし似のおじさん、ハブを楽しそうにすくい上げて遊んでいたんですよ。
飛行機で奄美に行けるので、是非いってみてください。